仏団観音びらき番外公演

<概要>
今最も注目を浴びる喜劇作家、水谷龍二先生の女3人芝居「乙女の祈り」は2002年、トムプロジェクトプロデュースにより片桐はいり、光浦靖子、山田花子の三人で上演され、大好評を博した作品です。この個性ぶつかる3人の乙女役を是非、仏団の誇るコメディエンヌ達に演じさせていただきたいと思い立ち、いちかばちかで水谷先生にお願いしてみたところ、意外にも快く「観音版・乙女の祈り」の上演を許可していただくことができました。
ある男の部屋で鉢合わせした3人の自称"彼女"たちが繰り広げる壮絶な一夜の物語。ブスでも歳でも心は乙女。ひどい男でも信じたい。そんな3人の悩める乙女役に悩めるかんのん女優たちが悩ましげに挑戦!!

<作者紹介>
水谷龍二 プロフィール
北海道苫小牧出身。放送作家として「コント55号のなんでそうなるの!?」「うわさのチャンネル」等々のバラエティ番組を経て、82年からドラマの脚本、芝居の作・演出を始める。94年に小宮山孝泰、ラサール石井らと「星屑の会」を結成。『星屑の町』『淋しい都に雪が降る』等を上演。最近作に『愚図六』『カラオケマン』『缶詰』『居残り佐平次』『子供騙し』『日暮里泥棒日記』など、新劇から商業演劇・歌舞伎まで多方面にわたり活躍している。

<あらすじ>
合い鍵で入ってみれば、主(ミノルくん)は不在。この主の彼女と言い張るあまり恋愛に縁がなさそうなしがない女達三人が続々入ってくる。まず女1、部屋に入って料理を作り出す。するとものすごく奇抜なかっこをした女2が・・。思わず姉のふりをしてしまう女1.そこへ主と結婚の約束をしたという女3が入ってきて・・。 もんもんいらいら、過ごし待つ数時間。結局主はいつまでたっても帰ってこず自分達3人をひき会わせる為に仕組んだんじゃないかと疑いだしたりして・・部屋のどこかに隠れて盗み聞きしているのでは?なんてことになり皆で家中を探してもみつからず、そのうち酒を飲んだりお風呂に入ったり・・。夜も更け、何か羽織るものをとろうと押入れをあけるとそこには・・。

<登場人物>

女1・・峰 U子
オリジナルでは光浦靖子。お人よしなOL。ついつい尽くす恋愛にはまってしまう。
女2・・本木香織
オリジナルでは片桐はいり。奇抜な格好と強気な性格で2人を圧倒するが実は地味な会社では万年庶務課という二重生活。ついつい男に貢いでしまう。
女3・・ゆであずき
オリジナルでは山田花子。ミツルくんと結婚の約束を交わすがまだ体は許していない。


ご来場ありがとうございました


「乙女の祈り」
作:水谷龍二

<日時>2003年6月30日(月)19:30 開演
         7月 1日(火)15:00 開演
                 19:30 開演
            2日(水)19:30 開演
            3日(木)19:00 開演

<開場> 森ノ宮プラネットステーション
           1Fパブリックスペース

<料金> 前売・当日共1500円(全席自由)